スダジイというのは木の種類らしい。
スダジイという名前をはじめて聞いた私は、それが何ず読み始めたのだけれど...とてもさわやかな絵本です。
大きな木というのは、なんとなく、心をゆったりと静かにしてくれるという感じがあるけれど、このスダジイもそう。
木のそばには、人間も含め、いろんな動物が集まってきて、ひと夏を楽しげに暮らしています。
スダジイのもとには、昼には昼の、そして夜には夜の仲間たちが顔をみせる。
これは、お話を楽しむというよりも、情景を思い浮かべながら心で感じる絵本かな、と思う。
真っ青な空と、大きな木、その大きな木のもとに集まる子どもたち、動物たち。
そんなのを想像すると、すかっとするようです。自然っていいよね、そんなふうに思う。