タイトルに???でしたが、手に取りました。
トムおじいちゃんとおばあちゃん、そして94歳のひいおばあちゃんが同居している家へ遊びに行く主人公4歳のトミーのお話です。
トミーの家から近いところに住んでいるこの二人のおばあちゃんの日々の様子が、トミーの目を通して描かれています。
お年寄りを大切にしている家族の様子が温かく、トミーのひいおばあちゃんとの仲良しぶりも微笑ましい。
そして、トミーは初めて家族との永遠のお別れを経験します。
トミーの悲しみに寄り添い、なぐさめている言葉がみな素敵でした。
特に悲しみにくれ夜空を見上げ、流れ星を見つけたトミーに掛ける「それはきっと、上のおばあちゃんからの おわかれのキスだったのよ」に、ウルッとしてしまいました。