センダックさんのセンスならではの作品です。
ベッドの中のミッキーが、騒がしい音にどなったら、暗闇に落っこちて、裸になっちゃって、真夜中の台所で・・・。
暗闇に落っこちるあたりから、この世界へ引き込まれます。
裸に???でしたが、裸でなくっちゃこうはいきませんものね。
あやうくパンケーキにされちゃうのかと思ったら、子どもたちにとっては羨ましいような夜の飛行。
外の町の様子も、子どもたちが口にするお菓子箱やらジャムの瓶、シロップやらスープのパッケージのビルディングに目を奪われちゃいます。
当時「しあげはミルク!」の台詞を覚えた息子は、しばらくの間食事の前に連呼していました。
飛んだりフワフワ浮かんだりの世界が、子どもたちには魅力的なのだと思います。
それにしてもミッキーは、ベッドに入ってからすこ〜しおなかが空いていたのかな?
明日の朝のケーキのことをちょっと考えたりしちゃって、こんな世界へ行って来てしまったんじゃないかしら?
天の川のミルク入りのケーキは、とってもおいしいでしょうねぇ。