“お酢の壺にすんでいたおばあさん”なんて☆
タイトルと表紙に魅かれ 読まずにはいられませんでした。
作者のルーマー・ゴッテンさんの家で
語り継がれてきたお話だそうで
そのせいか 言葉による描写から
楽々とおはなしの情景を思い浮かべる事ができました。
お話は 小さな幸せを感じながら つつましやかに…
お酢の壺のような形の家で暮らす
(1ページ目でこの謎はあきらかに…笑。)
心優しいおばあさんが主人公です。
そんなおばあさんでさえ
簡単に望みがかなえられるとなったら
とことん欲があふれでてしまうんです。
多分自分でもそうなってしまうんだろうな…
なぁんて 苦笑しながら読みました。
こんな悪い!?おばあさんに変わってしまったら
懲らしめられておしまいになるのが 昔話の定番…ですよね。
とっても優しいおばあさん…だっただけに
それではなんだか可哀そう…って思っていたら
納得の結末にホッとしました。
反省し 心から「ごめんなさい」と謝るおばあさん。
きちんと謝ることの大切さを感じました。