いつまでも、お母さんに温めてもらいたくて、たまごの殻が割れずにいたたまごにいちゃん。
でも、ひょんなことから、カラスを撃退してしまったたまごにいちゃんは、小さなひよっこたちから見ると、伝説のヒーローだったのです。
何がどう転ぶかわからないものね、としばし苦笑。
よく考えましたね〜、この展開。
ヒーローは、いつの時代でも、あこがれの的。
特に男の子たちにとっては、ヒーローは偉大です。
「たまごにいちゃん」みたいになりたい!と殻を脱がない子たちが出てきます。
その名も「たまごにいちゃんぐみ」
その奮闘ぶりが楽しいですねぇ。なんとかヒーローになりたいとがんばれば、がんばるほど空回り。
でも、本人たちの、いたって真剣な姿が、これまたおかしい。
でもね、殻なんかなくったって、「たまごにいちゃん」じゃなくったって、みんなは、それぞれ、いろんなすばらしい力を持ってるんです。
たまごにいちゃんと同じように、最後には、いさぎよく、殻を脱ぎ捨て、立派なにわとりになる「たまごにいちゃんぐみ」
今回も、ほかのシリーズ同様、ほんとに最後まで楽しめる内容でした。