「とくべつないちにち」が印象に残るオランダの作家イヴォンヌ・ヤハテンベルフさんの新刊です。
かいじゅう家族のモッタくん。
7人兄弟の末っ子。
いや〜7人かぁ〜、こりゃ大変だな〜。
みんなに鍛えられるだろうな〜、って読み進めたら、なんとも家族はみんなモッタくんの庇護者ばかり。
あかちゃん扱いというか、一人前として認めてもらえてないというか、いくらモッタくんが、お兄ちゃんたちを怖がらせようとしても、効果なしのようです。
強くて怖いかいじゅうの練習のため森へ行ったモッタくんは、・・・・・・。
末子のジレンマというのでしょうか。
大切にされるのは嬉しいけれど、上のきょうだいに対等に扱ってもらえない悔しさが、伝わって来ます。
でも、兄弟って、いくつになっても絶対対等にはなれないんですけれどもね。
モッタくんの上の6人だって、けっしてみな満足しているわけじゃないと思いますが、末子には、あこがれちゃう世界なのかな?
結末は読んでのお楽しみということで、・・・・・・。