魔法のような絵本があると大評判になった絵本です。
どんな魔法かというと、子どもたちが眠くなってくる魔法。
きっと誰もが、えー本当? って思うのじゃないかな。
そして、その効き目にびっくりするのでは。
私には二人の娘がいますが、残念ながらどちらも大きくて、寝かせつけるということができないので、その効き目のほどを報告できません。
ただ、読んでいる私は眠くなりましたが。
昔の漫画映画なんかで懐中時計を目の前でゆっくりと振って、「眠くなる、眠くなる」と催眠術をかけるような場面がありました。
この絵本、それとよく似ています。
例えば、こんな文章。
「もっと力が抜けて、もっと気持ちが楽になる。もっとくたくたになってくる」。
ほうらね、なんだか眠くなってきません?
しかも、この絵本にはさまざまな注文がついているのです。
「色文字の箇所は、ゆっくり、静かに読む」とか、【なまえ】と書かれたところでは読み聞かせているお子さんの名前をいれて読んで下さいとか。
先程引用したところは、色文字になっていて、ゆっくり、静かに読むところ。
ほうら、眠くなってきた・・・・。
この絵本を書いてカール=ヨハン・エリーンさんは行動科学者で、そういう科学的な手法がこの絵本には散りばめられているそうです。
快眠セラピストの三橋美穂さんが解説を書いています。
眠ることは子どもだけでなく、おとなにとっても大切なこと。
この絵本を枕元に置いて、「もっと気持ちが楽になる」なんて言っていたら・・・ぐーぐーぐー。