ジェイミー・オルーク″シリーズ2作品でファンになったトミー・デ・パオラさんの絵だったので借りて来ました。
おはなしは少々長めですが、読者を引っ張り引っ張り、最後に笑いのつぼに落としてくれます。
町はずれに住んでいる靴屋の夫婦。
詩を書きバイオリンを奏でる靴屋さん。
絵を描いたりパイを焼いたり、靴屋さんの歌に合わせスプーンを鳴らす奥さんのエレン。
楽しく夫婦睦まじく、のんびりと暮らしている様子が微笑ましいんです。
ある日、結婚記念日だから写真を撮ってもらうため写真屋さんを呼びます。
撮影場所から、ひとりがこっちと言えば、もうひとりがあっちといい、なかなか決まりません。
写真撮影ということで、大夫力が入っていたんでしょうねぇ。
写真屋さんが、「写真はありのままがいいんですよ」と言うのも聞きません。
カボチャにニンジン、持っている帽子をかぶり、自分たちが履いたこともない新旧作った靴、ネズミ捕りの上手な迷い込んできたネコ,バイオリンにエレンの描いた絵に作ったパイ、そしてあのスプーン。
もう、ありったけのものを集合させて、いざ撮影。
いよいよかと私も少々緊張気味にページを捲ると、なななんと、笑えないんですこの二人。
ここで笑ってしまいました。
そこで、写真屋さんのアシスタントのジミー君、頑張ります。
でもでも、この後ジミー君と写真屋さんに災難が、・・・・・・。
確かに、夫婦は笑ったのですが、できた写真は、・・・・・・。
アメリカでは、1976〜77年出版のロングセラー作品だそうです。
小学校中学年頃からお薦めです。