普通、親というものは、子供かわいさに、つい盲目になりがち。
どんなに出来が悪くても、自分の子は出来る子。やれば、なんだって必ず出来る子なんだと信じているものです。
でも、まれにみる才能に恵まれた天才のマチルダの親はというと、父親も母親も、あきれ返るくらいにおろかな人間で、なぜ、この人たちの子がマチルダなの?と思わずにいられない。
そして、学校にあがれば、これまた、こんな極悪非道な人間が先生という職にあっていいのか、というくらい、ひどい人間。
なんて不幸なマチルダ。
でも、私はなんて不幸なの、なんて思いはマチルダには全くなくて、悪い大人にどんな仕返しをしてやろうかといつも策を練っている。
その仕返しの仕方が、なんとも痛快で...
やれやれ〜、もっとやれ〜って応援してしまう。
最後に、校長が学校からも村からも忽然と消えた時の爽快さ。
両親が夜逃げ同然で、出ていってしまった時の爽快さ。
してやったり!あぁ〜、すっきりした!