14ひきのねずみの家族が力を合わせて、一つの作物を育てる物語。今って料理でも、作物でも原型を知らない子供って多いと思います。種をまいて水をやって肥料をやって、毎日お手入れして・・・そして実ったかぼちゃ。かぼちゃのできる経緯をわかりやすく、見やすく教えてあげれる絵本です。それに家族で力を合わせるという団結力や楽しさ、達成した時の満足感をねずみ達と一緒に味わえれます。息子達も「かぼちゃなの?」「お花が咲くんだね」「いろんな虫たちも葉っぱにひっついてるよ」っていろんな感想や質問を言ってくれます。最後の家族団らんでかぼちゃずくめの料理はすごくおいしそう。それに家族の温かさがとても伝わってくるページです。息子が「これはかぼちゃの中で食べてるのかな〜」って言ったとき「なるほど!考えようだなぁ。」って感心しちゃいました。何故って・・・かぼちゃの中身をくりぬいていた場面のページがあったので、それを見てきっと息子はそう思ったのでしょう。子供なりの理解の仕方や、内容の把握、豊かな発想があるんだな〜って関心させられました。