「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」で、日本では一躍有名になったウルグアイの(元)大統領ホセ・ムヒカ氏のところへ著者が訪れてインタビューをした内容を乗せた作品です。
(ジャンルとしては「絵本」に近い作りだと思います)
「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」と同じように、小学校高学年くらいの子どもたちから十分読める内容になっていると思います。
「……からきみへ」の本書は、ピピ(愛称)元大統領の素顔に迫るというか、彼の今までの生い立ちなどにも触れていました。
言葉がとても優しいので、
地球の自然のこと、これからの子どもたちの未来のことなどを語る彼の信念も、優しく伝わってきます。
特に26ページから33ページで語られていることは心に残りました。
子どもたちを含む若い人たちにはぜひ読んでもらいたいなぁと思います。