絵本のような体裁・サイズの本ですが、内容は童話です。
ある国の都は、とてもとてもうるさい、世界でいちばんやかましい街でした。
その国の王子様がまたやかましいのが大好きで・・・(苦笑)。
そんな王子様の誕生日のためにと発案されたあるアイディア。
世界中の人が王子様のために取り組む・・・はずだったのですが。
ラストのどんでん返しが楽しいです。
もちろん、伏線はあるんですけれども、ね。
大人目線で読むと、ただ楽しい・面白いというだけではないですが。
我々誰もが心に持っている「自分だけが○○するくらい、大丈夫だよね・・」というちょっと後ろめたい気持ちをずばりと指摘されたような気になります。
これを読んだ息子(5歳)はまだそういう気持ちを持たないのか、単純にラストにびっくりしたようで、面白がって読んでいました。
小学生くらいになると、きっとそのへんまで理解できて、もっと面白いのではないかと思います。