色がテーマの楽しい絵本、「くろのほん」。
くろいもの、カラスや夜など・・・
時折、しろとあかの異なる仲間を示しながら進むのです。
これとしろのえほん、あかのえほん、3冊のえほんを行き来しながら
色を親子で直感的に楽しむことができます。
「土って黒かしら?」
五味さんの独特な区分けは
自分の中の色を試すようでもあります。
決して定番の色チョイスではないのもあるけれど、
「うーん、そうかぁ!」
三冊の成り立ちもあって、不思議と説得力もあります。
最後の、
黒でドーンと描かれた茶目っ気たっぷりの絵も印象的です。
(しろの画用紙との対比というのが面白いですね)
絵を描くこと、
それぞれの色への愛が感じられて、
素敵なえほんシリーズです。