この「日本のえほん」シリーズ、わたしは好きですね〜。
一つ一つとても丁寧に描かれている気がします。
“にほんの”と、枕詞がついているのにはちゃんとわけがあって、日本ならではの、四季折々を彩るものや日本の風習ならではの品物が登場します。
絵本は「富士山」に始まって、「抹茶」や「から傘」、「招き猫」などが出てきますが、こんな日本独自のものをどう英訳するのかな。と思いきや、
「抹茶」=powdered green tea
「から傘」=Japanese unbrella
「招き猫」=good-fortune cat
ほほぅ、なるほど!と思いましたね。
この絵本は手のひらサイズなので、たぶん製作者側としては小さなお子さんを対象に考えている(ような)と思います。
けれども、こういう英訳された言葉の面白さや、日本の文化や風習を改めて感じさせてくれる品々を見ていると、年齢の低いお子さんたちより、むしろ英語を習い始める小学校高学年から中学生、高校生くらいの子どもたちにお勧めして、言葉の面白さを味わってもらいたいです。