私が、お人形遊びを好んでやっていた頃に読んだこの絵本。
とても大好きで、繰り返し読みました。
おじいさんとおばあさんが育てていたかぼちゃの中に、ひときわおおきなかぼちゃがありました。
その大きさに、おじいさんとおばあさんは目を細めます。
ある日、二人が寝ていると、不思議なお囃子の音が聞こえてくるのです。
音の来るほうをたどっていくと…
なんと、あのかぼちゃの中から聞こえてくるではありませんか!
そっと中をのぞいてみると、そこには小さな人たちがたくさんいて、
太鼓を打つ若者のまわりで踊りを踊っているのでした。
小さな太鼓、小さなお団子。
どうも、ミニチュアの世界、というものは、なぜか子供をひきつけるよう。
私もそうですが(今でもそうですけど)うちの息子も大好きです。(彼はブロックの家や、シルバニ○ファミリーが大好きです)
だもんで、この、小さな人たちが出てくる絵本を、二人でドキドキワクワクしながら読みました。
おじいさんが太鼓がやぶれてしまった小さな人たちのために、どんぐりや竹で新しい太鼓を作るくだりなどが、細微にわたって描かれていて、臨場感があります。
最後、息子は、「おじいさんとおばあさんは、もう○○には××しないの?」と不思議そうでした。
ほお、そうきたか。
私は、いつまでも幸せにくらしました、としか考えなかったのですがね。
親子で考えが違うのも、面白く思いました。