1丁目には、見越し入道のおじいちゃん、
2丁目には、さとりのさっちゃん、
3丁目には、ぬらりひょんパパ
4丁目には、一つ目小僧のハジメくん
5丁目には、あまのじゃくのマアくん
6丁目には、ろくろっくびママ
数え歌にあわせて、妖怪一家が次々と登場します。
それぞれ2ページずつの構成となっていて、1ページ目は一見普通の人間なのに、ページをめくると迫力満点の妖怪の姿に早変わり!
楽しげで親しみやすいけれど、ちょっとドキッとするような絵柄が本当に魅力的です。
シリーズ本の挿絵は白黒なので、フルカラーの絵本は豪華でうれしかったです。
ひとりひとりがいきいきと描かれていて、本当に目の前にいるような楽しさを味わえました。
我が家で一番人気は、なんといってもハジメくん。
夏祭りには千里眼でかっっこよく活躍して、ひそひそ森ではこだまをかばって優しかったハジメくんが、母も子どもたちも大好きです。
4丁目のページを開くと、「こだまのライオンだ!」と顔がほころんでいました。
最後の団地の玄関の絵では、私達も不思議なエレベーターに乗って、一家におじゃましたい気持ちになりました。
以前から九十九さんシリーズが好きな8歳息子と6歳娘は、もちろん大喜びでしたが、シリーズを読んだことのない方でも十分楽しめると思います。