ページを開いて。
娘がまだほんの小さな赤ちゃんだった頃のことを思い出して
気持ちがふわあっとなりました。
いせさんの絵もほんとうに素敵で。ふわあっとなって切ない
気持ちになり、涙が出たのです。
でも、読みすすめていくうちに、なんだかとても寂しくなって
しまいました。「詩」は、声に出して読むのが一番、だと思って
いるので、黙読した後に、ひとり、音読したのですが、寂しい
気持ちはかわらず・・
微笑むことしか知らない幼い子が、歳を重ねて、それ以外の
こともできるようになって、そういう人生が、幸福ではないのだと
したら・・そんな寂しく悲しいことってあるだろうか。
いろいろなことができるようになって、そのかわりに寂しさだとか
悲しさだとか辛さも手にしなければならないようになるとしても。
そういうものも全部ひっくるめて(そういうものもあるからこそ)
人生は幸福なのだ、そう私は信じたいです。