ずっとずっと昔、
サバンナで暮らす動物たちの体は、
みんな薄ぼけたつまらない色だった。
絵では確かにぼんやりした色の動物が
たくさん描かれていました。
ある日、大きな音とともにほら穴ができて
そこに布が山のようにありました。
好きなものを選んで着物を作るようにと
物知りのゾウが言いました。
そこからみんなとてもカラフルにかわっていき、
個性もどんどん出てきました。
表紙に載っているシマウマは
とにかく食いしん坊で、布なんかいつでもいいやと
後回しにしていました。
そのシマウマがなぜシマシマになったのか。
布がシマシマだったわけじゃないんです。
シマシマになった理由がおもしろくて
それも悪くないね・・・と思いました。