プロローグが意味深です。
これが全て作り話だと言い切れるだろうか。
そう、奥の深い寓話です。
金色のたてがみを持つライオンのエピソード。
金持ちで自尊心の高いライオンは、
銀色のたてがみを持つ誠実なライオンに嫉妬するのです。
そこで、金のライオンは、銀のライオンの悪いうわさを流し、
自ら王になり、横暴君主となるのですね。
でも、メインテーマは、周りの動物たちの行動。
そう、そこが、題名そのもの。
真実を見通す努力が大事なのですね。
絵本美術館「森のおうち」のツイッターで紹介されていて、
気になって読んでみましたが、
まさに奥が深いです。
小学校高学年くらいから大人まで、道徳の教材としてもいいと思います。