大好きな絵本のひとつです。ユーモアたっぷりの美しくかわいらしい挿絵を、カラーと白黒ページ交互に味わえます。
ウィンクルさんは港町の漁師。いつもひとりぼっちで、話し相手はえさを食べにくるかもめだけです。ある日全く魚が捕れなくなり、町中の漁師が漁に出るのをあきらめますが、ウィンクルさんだけは変わらず毎日漁に出かけていました。そんなウィンクルさんにかもめたちが合図をして・・・
どんなことがあっても、変わらず自分のスタイルを貫くウィンクルさんの姿勢に胸を打たれます。最後までやさしくて欲張らず、淡々と暮らすところが、とってもかっこいいです。
子どもから大人まで、たくさんの人にオススメの絵本です。