なんか、このお話ずいぶん昔に読んだことがあるような、そんな記憶ですが、改めて読み直してみると、いわむらさんの作品だな〜って、思いました。
ちょっと、雰囲気的には、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」っぽいです。
最終列車で寝過してしまった青年が、夜中森の中を走る列車の中で、動物たちの人間への批判を聞く。という内容なのですが、絵本のつくりが少し変わっていて、まず、絵だけのページがあり、ページをめくると次のページは真っ黒な紙に白い字で前のページの絵の部分の文章が載っています。
紙芝居とは少し違うのですが、これはこれで、絵にも文章にも引き込まれました。
読み聞かせに使うとしたら、主人公が青年なので高学年くらいからのほうがいいかな、という気がします。