静岡県伊豆半島に線路をひくことになった工事のお話絵本です。思ったよりも専門的な工事のお話(難しそう)で興味がなくなって途中で「読まなくていいよ」と言われやしないかと思いつつ読んでいましたら、とてもまじめに挿絵にあるおじいちゃんと僕のように、私のアグラの中でじっーと話を聞きながら絵を見ていた息子。鉄道を敷くにあたってのご苦労や、危険な仕事の様子や事故の実話も交えてのおじいちゃんのお話は、親子共々とても勉強になりました。左側のページには昔の様子、右側のページには現在の様子が描かれていています。しかも私が子供の頃に家族旅行した思い出も薄くなっていましたが、はっきりと潮の香りやトンネルの暗さまでも思い出すことが出来、嬉しくなって思わず実家に電話をしてしまいました。いつも車ばかりで出かける我が家ですが、たまには電車の旅をしてみようかなと思いました。