8歳の息子と読みました。
あんなに有名な「アンネの日記」を読んだことのない私。
「アンネ・フランク」についての大雑把な理解しかなかった私ですが、
一家がドイツからオランダへ移った事や、
チフスにかかり亡くなった事等、この絵本で初めて知りました。
8歳の息子は東京育ち。
地域でも小学校でも多国籍な環境で育っている息子には、
「ナチスドイツのユダヤ人迫害」について理解するのは
ちょっと難しかったようです。
特定の民俗であるというだけで、
胸にワッペンをつけたり、
映画館に入れなかったり。
「これは絵本だけど、ここに書いてあることは、
本当に起きたことなんだよ。」と、何度も、何度も、
言って聞かせました。
改めてこうして振り返ってみると、
戦争というのはなんと残酷なことかと
改めて思い知らされました。
そしてその残酷さと、過ちの反省を次世代へ語りつないでいくことが、
大人になった私たちの仕事であることもまた
実感させられた一冊でした。