民主主義って何だろう?
民主主義とは、みんなにとっていいことを、みんなで話し合って決めることなのだということを、この本は教えてくれています。
それは、多数決で決めることが、いいわけではなく、少数の意見であっても、大事にして話し合い、いいことを決めるということが大事なのですね!
だるまちゃんやからすのパンやさんシリーズが有名なかこさとしさん。子どもたちが成長していく中で、大事なことを、わかりやすく、しっかりと、子ども目線で教えてくれています。
児童館の前の広場の使い方で揉めていた子どもたち。投票で決めることにして、多数の投票を集めた遊びをすることにします。いわゆる多数決ですね。この方法、よく行われる決め方ですし、1番うまくいくやり方のように思うのですが。。実際は、そうとは限らないようです。。
多数、少数に限らず、1番いい方法を話し合うことが、みんながうまくいくためには大事なんです。
そのために、みんなの代表をまず決めて、その人たちにしっかりと話し合いをしてもらう。
それが、国民の代表者を決める。大人の選挙と通ずるのです。
子どもの頃に、何となく見ていた選挙。たくさんのポスターが貼られたり、選挙カーが走り、賑やかになった記憶。手を振ってくれた!なんて、はしゃいでみたり。。
そんな子どもにとっての選挙も、この本に出逢っていたら、味方が変わっていたのかな。。
親子で読んで、得た知識を参考に、選挙やいろんな物を見てみたら、違った見方が出来ておもしろそうですね。
大人も子どもも、知っておくべき大事なことを教えてくれる本です。