クレリアが長い枝の上で休もうとすると、クモ、バッタ、テントウムシ、チョウ、コガネムシが割り込んで来ます。その度に、チョットづつ縮んで、みんなを休ませてあげる、やさしいクレリアが、縮み過ぎて消えてしまいます。翌朝、みんなで「ありがとう」と言いたくて、探したけど何処にもいませんでした。
そして、読者にクレリアを探してと、頼むのです。
作者は、「本の中で終わってしまうのではなく、あなたの心の引出しの中でクレリアが生き続けてくれると嬉しいです」と言っています。
うちの子の、心の中で生きて欲しいですね。そして、あおむしを見るたびに、「クレリアかな?」って問い掛けてみようと思います。