5歳の息子が図書館で何回も借りたお気に入りの一冊です。
子どもにとっては、どんどん縮んでいくことが単純におもしろいようです。縮みすぎて消えてしまったことが自己犠牲の結果で、それが最終的には「悲しい」という感情には結びつかないようです。それは、純粋に「どこへいったのかなぁ?こっそりとどこか他の場所をみつけに行ったのかなぁ」とクレリアの居場所を想像して楽しんでいます。そして、自分が見つけたら森のムシたちに教えてあげようと思っているようです。いつかクレリアに出会えるかもしれないと夢がふくらんでいる様子で、深く考えながら、切なくなりながら読んでしまった私に、違った見方(考え方)を教えてくれた一冊でした。この本を読んで、世の中のすべての人たちが、子どものように純粋にクレリアの優しさに感動し、是非自分も探してあげよう!と感じることができたら、世の中はとても平和になるのかもしれませんね・・・。