この詩はところどころ覚えているところはありましたが、こうして初めから終わりまで読んでみると、あーたしかに、私もこういう人になりたいと思いました。
丈夫な体を持って、欲にまみれず、感情に振り回されず、困った人がいたら助けてあげて、いつも穏やかに生活する。とても理想的です。けれど、とても難しい。少しでも、こういう生き方に近づけるように、何度も読んで覚えて心にとどめておきたいです。
宮沢賢治さんが、闘病中に手帳に書きづつった祈りの言葉だと本には書いてあります。そういう自分がとても苦しい状況で書いた言葉であるからこそ、生きることに対して真剣に向き合って生まれた力強いメッセージとなって私たちの心を揺さぶり続けているのだと思います。
絵も、この詩に負けず劣らずの強烈な印象が残りました。この詩をふと思い出すとき、この絵がいつもセットで頭の中に思い浮かびそうです。