題名は知っていましたが、佐野洋子・長新太コンビの作品とは知りませんでした。
丸や三角・四角、線、点が主人公のお話が四つ入っていて、どれもこの一筋縄ではいかないコンビの作品らしく、ピリリと風刺が効いた作品です。
出てくるものがなじみ深いものなので、小さい子向けかと思いきや、小さい子ではなんだかわからない、かえって大人の方がう〜むと唸ってしまうような作品です。
『ぼくを探しに』と『あおくんときいろちゃん』をミックスして、佐野洋子ブレンドにした、という感じの絵本です。
6年生の朝読書で読む本が決まらなかったので、これにしようと思ったのですが、娘の反応は今一つ。今の6年生くらいでは、この“ピリリ”を感じ取ることは難しいようです。