1914年、南極探検を目指すも氷に阻まれて船を失い、2年ほど漂流するも、
全員生還した、シャクルトン隊の実話を描いた作品。
船の整備、隊員たちの選考などから、航海・漂流・脱出までの隊員の様子まで詳しく描かれており、
さながら映画のドキュメンタリーを見ているような情報量です。
何より、究極のサバイバルの中、シャクルトンはリーダーとして、様々な角度から、
隊員たちを統率していきます。
一種のリーダー論にも通じるかもしれません。
絵日記のような軽いタッチの絵ですが、サバイバルの様子がありありと提示されます。
まさに極限の世界での、人間の姿を体感しました。