何度かどこかで表紙を見て、知っていた絵本でしたが
開いてみると、まったく字が無くて、どのページにも違う絵があるのです。
題名の通り、お月さまに出会ってからは、話が続いてゆきます。
ラストに、作者からの、メッセージがありました。
もう一度、じっくり見直してゆきました。
もし、このお話を語るならどんな言葉で語ろうかと考えながら。
その時々の、心がどこにあるかでお話も変わりそうです。
さるくんが、鳥と出会ったページでは、さるくんはちょっと困っているか、気分がふさいでいて、鳥が、頼りになる相談相手であるようにみえました。
お月さまを見つけて、背負ってゆくさるくんは、いま、自分のするべきことが見つかったように、まよいがなく力いっぱいに見えます。
空にお月さまを戻したさるくん、水面に映る月にとても満足しているようです。