かいじゅうたちの夏休みは人間と同じ。みんなでワイワイ騒いだり、すもう大会をしたり、結婚式をあげるカップルもいたり、お墓参りもします。
そんな中、おさななじみのガランゴン、キバーラ、バルードンの3人は一緒に温泉につかりながら自分たちのこの1年の「悪さ自慢」をしていました。
そして夏休みが終わり、それぞれかいじゅうじまを後にする怪獣たち。また元の生活に戻ったら、破壊しまくってしまうのかと思いきや・・なんとガランゴンは、遊園地で子供たちの人気者!自分自身がアトラクションになって、みんなを喜ばせていました。
そしてキバーラやバルードンも・・・。
怪獣たちの残虐さを、子供たちはどう受け止めるのかな?とちょっとだけ心配していましたが、取り越し苦労に終わりました。
そうですよね。人間と同じように、結婚したり、お墓参りしたり、故郷を大事にしている怪獣たちだもの。きっと、3人だけでなく、他の怪獣たちも、口では「壊しまくった」と言っていても、きっと幸せに暮らしているのですよね。
読み終わったあと、息子たちも安心したようすの表情だったので、私も嬉しくなりました。やっぱり怪獣とて、平和が一番ですもんね。