刺激的な作品です!今までにない、ファンキーな展開。
対象年齢、不明。大人が読んでも面白いと思う。
もし自分が子どもだったら(小学生くらい)
「ナニこれ!面白い! けど、ニワトリが地球滅亡に関係するわけないじゃん!」
とか、一度否定しておきながらも、
「でも、これはニワトリじゃなくて、がめつい人類の話だと思ったら、本当だな〜」
と、関心すると思う、たぶん。
一見、荒唐無稽なストーリーに見えて、実は、ケッコウ大切なことを伝えてくれている気がします・・・うがちすぎカモ。
人類がこのまま暴走を続けて、自分達だけ生き残るために、なんでも食い尽くすようにして自然や、エネルギーや、物資や、人間そのものも浪費していく様子に、私はに思えた。
玉子を産んだら、ヒヨコも、親と同じ凶暴な軍団の一員になってて、絶望的なの。これも、なんだか戦争やテロ、報復を繰り返して、延々と恨みつらみを将来に残していく人類の姿のように見えてしまって、恐ろしい!
しかし、この暴走を食い止める方法が、ふるっている。
暴力に暴力で対抗したり、核兵器で敵を全滅させるのではなく・・・
新しい方法だ。詳しくは作品をぜひぜひ、読んでみてください。
なんだか、楽しそうな、対抗措置です。
しかし、よく考えてみたら、これも敵を暴力で殺害していく方法の1つとも言える。
ああ、私たち人類は、どうやったら、明るい未来にたどり着けるのだろうか?
まるでギャグマンガを読んだ後に、世界平和について真剣に考えてしまうような、そんな読後感を味わえる珍しい作品です。ご期待ください。