去年の秋に図書館に予約したときは、予約件数の多さにびっくりしました。ようやく、この季節はずれな時期に手元にやってきました。
季節は合っていなくても、れいぞうこをふくむ、オール大阪弁の語り口は、お笑い芸人ぞろいの家族かしらと疑うくらい、笑えてしまいます。
れいぞうこが夏休みがほしいと言い出したら。。。これが暑い夏の日のできごとであるならば、びっくりを通り越して、死にそうですね。でも、れいぞうこの愉快な希望と、それに答えるお茶目な家族のようすがおもしろすぎて、伝わる暑さも、ふしぎに爽快に感じてしまうのです。
幼年童話の一つになると思いますが、子どもが絵本から一つステップアップしたものを読み始めるとすれば、とっても最適な本だと思います。