このお話の作者は村上しいこさんという方ですが、絵の長谷川さんが書かれた本かと思うくらい絵と内容がぴったりで面白いです。
れいぞうこが
「プールにつれていってくれ。」
と、夏休みをとってしまう突拍子もないところから始まりますが、れいそうこと家族のやりとりが大変面白いです。
特に、お母ちゃんの発言が笑えます。
ひきこまれるようにお話の中に入っていけて、あっというまに最後のページまで読めました。
最後まで楽しくお話が進むのですが、れいぞうこが普通の冷蔵庫に戻ってしまったら、読んでいる私のほうがなんとなく哀愁を感じました。
こんなにふざけているお話なのに、哀愁まで感じさせるとはすごい話だと思いました。
これにはほかにもシリーズがありますが、私はこのれいごうこバージョンが一番好きです。
低学年のひとり読みにもいいし、読み聞かせても長すぎないので最後まで集中できるので、長さもいいと思います。