学校でいじめをうけていた著者が選んだ道、少年画家としての作品集です。
彼自身のメッセージや、「少年画家の頭の中」として、Q&A形式で書かれたインタビュー記事では、著者の気持ちがストレートに伝わってきて、とても心に響きました。
そして感じたのは、彼は決して特別な存在ではないということ。
もちろん、その才能は群を抜いていますが、彼は、自分の居場所場を見つけただけにすぎないんだと。
彼のような華やかな道ではないかもしれないけれど、自分の居場所はきっとある。
「自分らしくていい」
彼は、そう言っています。
ほとんどの子どもが、何らかのいじめを経験する時代です。
「生き方はひとつじゃない」
親も子も、頭の中に置いておきたいことだと感じました。
可愛らしい絵と、ユニークなストーリー。
作品集としても、とっても楽しめる一冊です。