ヘンテ・コスタさんが作った「ヘンテ・コスタのもり」
でも、みんなは「へんてこもり」と呼ぶ森の中で、4人の子供たちは、不思議な経験をします。
子供たちが楽しんでいた「動物しりとり」の動物たちが、みんな出てくるの。
しかも、どんどん輪になって走りまわっているのです。
しかもね、しりとりの続きが思いつかなくて、苦し紛れに言葉に出た「まるぼ」なんて動物も、ちゃんと出てくるんです。
そんな動物いるんだろうかと疑う子供たちに、そのまるぼは、「ヤカン目マルヤカン科マルボ」とのたまう。
その後も、「ぼさこう」に「うるりんぞ」に、適当に口をついて出てきた言葉どおりの動物が現れます。
実に痛快なお話です。
子供同士でしりとりすると、こういうことってありますよね。へんな言葉を言って、
「そんなのないよ。」
と言われると、
「そんなことない。ちゃんとあるもん!」
この間も、姉弟のそんなけんかを聞いたばかりです。
これ、絵本としてはページ数も多いし、童話の部類に入るのかなと思うけれど、
「今日はこのへんにしておこうか?」
と言うと、眠そうな目をしながら、4歳の息子が
「ちゃんと最後まで読んで。」
とお気に入り。
この「へんてこもり」は、ほかにも出てるみたいなので、さっそく図書館で予約しました。