ソフィーの大切な植物図鑑がバラバラになってしまう。どこでなおしてくれるか、人々に尋ねながら町中をソフィーは探しまわります。たどり着いたのは、ルリユール=製本の仕事をしているおじさんのところでした。
本を修理する過程も丁寧な絵で説明されていて、本がなおっていく様子を主人公のソフィーと一緒にワクワクとした気持ちで楽しむことができます。
ソフィーは大人になって植物学者になりました。植物図鑑との出会い、ルリユールおじさんとの出会いがなければ、もしかしたら他の職業についていたかもしれません。本との出合い、人との出会いの大切さが描かれている一冊です。小学校高学年の子どもに読んでもらいたい。