ハロウィンランドのジャックは、クリスマスタウンへ行ってその華やかさに驚きます。
そして、サンタばかりがみんなから感謝される立場にいることに腹を立てます。
そして、サンタに代わって自分がプレゼントを配るのです。
そのいでたちや、そりやトナカイの不気味なこと!
それに、プレゼントがもっと怖くて子どもたちは逃げ回ります。
そのあたりが、期待を裏切らないもので、おもしろいです。
結局、ジャックはみんなに感謝されることもなく、ミサイルで打ち落とされます。
そんなジャックにサンタがかけた言葉が、とってもあったかくて、
今いろいろと悩んでいる子どもたちに読んでもらいたいなあと思います。
ジャックが失敗したのは、自己満足を満たしたいだけだったからでしょう。
相手を心から想い、相手を喜ばせようと思っていなかったからです。
自分の居場所でがんばることの大切さを教えてくれます。
恐怖や悲しみがなかったら、楽しさや喜びも当たり前になってしまいますから、
ジャックはちゃんとみんなのためになっています。