表紙のお化けカボチャがすごくインパクトがあって、どんな話だろうと、ワクワクして読みました。
お話自体は感謝祭の七面鳥(植木って、言うんでしょうか?)の品評会の話で、一般的な日本人にはなじみのないテーマでしたが、
ちょっとあり得ない泥棒と、その泥棒をやりこめる発想には笑いました。
ストーリーはあまり凝っていなくて、淡々と読めますが、アーサー・ガイサートの作品は絵を見て楽しむ絵本ではないかと思います。
1ページ1ページの七面鳥の色合いとか、お化けカボチャの顔の表情とか、庭にあるガラクタとか、家の間取りとか、ゆっくり眺めていると、とても楽しいです。
どちらかというと、小学校高学年以上のお子さんにお薦めです。
たぶんあまり小さいお子さんだと品評会とか、面白くないかも。