息子が悲しそうな顔で読んでいます。
読み終わって、「このはなし、きらいや」と言いました。
「どうして?」と尋ねると、
「かわいそうだと思うけど、自分でも鬼が来たら怖いから追い返すと思う。。そう思ってしまうからきらいや」
息子の葛藤がよくわかります。
だって、実際、こんな大きな鬼が来ると、その鬼がどんな鬼かも分からないけど、
いっしょに暮らすなんて、考えられないです。
自分の子が、一緒に遊ぶと言ったら、反対します。
それでも、島がなくなるまで海を歩き回る姿を想像したら、
切なくて切なくて、この鬼がわが子だったらつらすぎます。
だれにも、どこにも受け入れられない鬼。
悲しすぎる結末です。