友達との経験値が増えた娘に再読。
ワクワクして聞いていた娘、だんだん静かに……詠み終わっても静かなので目をやると、「もう、なんて悲しいお話なん。涙が出ちゃったやん」
いや〜、「これを読んで『よくやった、おじいさん!』と思う人だっているかもよ」と話したら、「えぇぇ、そんな信じられへん! だってひどいやん!」とお怒り。
よく育っておいでです。
絵本から寝室までゆっくり立ち戻って、じっくり絵を眺めて反芻していたので、昔話における鬼の存在について話しました。
本当に人間を食らう化け物ではなく、忌み嫌われる者、集団と少し違っているがためにのけものにされた者という描かれ方が多いということを。
少しオマセな小2の心に、いろいろいろいろ呼び起こしたようです。
せめて『泣いた赤鬼』のように、同属の友達がいたらよかったのになぁと話し合いました。
うん、友達との関りがややこしくなる3〜4年生からどうでしょう。
ようやくグレーな終わり方の話が楽しめるかな。「おにたのぼうし」いくぞー。