犬派の私ですが、このタイトルには惹かれました。
いつも寝る時間になると、お百姓のリーさんは、時計を巻いて、猫を外に出してやります。
1969年初版の作品ですから、ねじ巻き時計にも納得。
さて、外に出たねこは、一晩中玄関の椅子の上でじっとなどしていません。
猫には夜でもよく見える目があるのですから。
ここから、人間の目に映る夜の風景と、猫に見える鮮やかな色合いの風景が、交互に見開きに現れます。
読んでいて、お子さんと次ページの猫に見える風景の予想を考えるのも楽しそうです。
長い夜の素晴らしい猫の冒険をのぞけた気分で、昼寝ている猫を見る目が変わっちゃいそうです。