天の声が「あ〜、ぶつかっちゃう」と言っていても聞こえずにぶつかっちゃう。
あっちからもこっちからもいろんな物が飛んできて、蚊にも刺されて 鉄拳にも当たっちゃって大きなコブまでできちゃって…。
『あ ひょい』の主人公の男の子と違って、こちらは野球帽?をかぶったスポーツ少年。 誠実そうで、口は真一文字。 その表情から、飛んでくるものを避けずに正面からぶつかっていく強さを感じさせます。 頭にいっぱい傷を負っているのに、涙を我慢して歯を食いしばってる表情に心惹かれます。
自分の子供だったら、「よく頑張ったね」って言って抱きしめてあげたくなっちゃう。
でも、3日すれば傷は癒え始め、一週間もすればスッカリ元通りの元気な男の子になっている。 人生にたとえて考えてしまう絵本でした。