この業界が身近だったこともあって、読み始めてすぐに、この作者は業界経験者なのだと思いました。(あとで、絵本ナビの出版社の解説を見て、「やっぱり!」と納得)。
何と言っても、集荷の手順(小さめのトラックで集荷して、拠点で大型トラックに積み替えて目的地へ配送するなど)や集荷所の内容がとてもリアル。
実際の荷物のゆくえも、子供と一緒になぞれて勉強になります。
大人なら、ここでコロナ禍で荷物が届くことの重要性やそこで働く人たちへの感謝が生まれてくるかもしれない。
たった一つの荷物が誰かに届くまでに、こんなに多くの人の力が使われているのだと。