題名を見ただけで借りてきました。
“どんぶらこっこ すっこっこ〜”は、我が家では耳にとても馴染みの良い、昔話に必須のフレーズなのです。
さあ、どんな“どんぶらこっこ・・・・”なのかしらとワクワクして読みました。
でも、残念なことに、ちょっと中途半端な感じでした。
大雨に流されてしまう木の根っこが、中の穴に住んでいるネズミと共に旅を続け、最後に別の地にたどり着くまでを描いているのですが、旅にあまり変化がなく、途中で飽きてしまうのです。
一緒に読んでいた次男は、“どんぶらこっこ すっこっこ〜”というフレーズが出てくると、本の方に顔を向けていたのですが、最後にはどこかに行ってしまいました。
途中で木の根っこに乗ってくる動物がもっといたら、繰り返しの魅力で楽しめたかもしれません。
丸木俊さんの絵はとても素敵なので、ちょっと残念でした。