遊びに来てくれるのを楽しみに待っていたのに、おじさんはお酒にのまれちゃって、来ないんだって・・・。そんなところから始まるおはなし。
“お酒にのまれる”という表現から主人公の男の子は、“おじさんを飲み込むお酒”を想像してしまいます。
そして、“りんごにかじられるぼく”、“粘土にまるめられるぼく”、“いすに座られるぼく”、果ては“ウンチに踏まれるぼく”なんかまで想像してしまいます。
いろいろな表現が出てきて、主語が入れ替わることで生まれる面白さが楽しめます。
言葉を使いこなすようになってきた頃の子どもにお薦めの一冊です。