大きな森は、ほんとうに知恵と勇気がなければ暮らしていけません。家の前にオオカミやクマが来ます。衣食住もほとんど手作り。
今の私たちより、不便な暮らしですが、とても充実しているな、と思いました。
クリスマスやダンスパーティは、大人も子どもも、みんないっしょで楽しそう。おしゃれをして、はじめてお店に行ったローラの気持も、ほほえましいです。
全ページにカラーの挿絵があります。人間はいきいきと、動物はユーモラスに、道具などはリアルに、安野さんらしい絵にワクワクしながら読みました。ボリュームがありますが、安野さんがこだわったという、こなれた文章に、ひきこまれます。
いちばん印象に残ったのは、おかあさん。やさしくて強くて、器用、、、こんなおかあさんが理想ですね。