フランスのクリスマスツリーのもみの木を描いた作品です。
読み終わった感想を一言で表せば、「まいりました」
それ位良く出来たエンディングだと思います。
ある町の丘の上のちいさなもみのきの夢は、向こうに見える大きなもみの木の丘で暮らすこと。
ところが、クリスマスツリーとして売られてしまうのです。
買ったのは、ちいさなおじいさんとちいさなおばあさん。
ちいさなもみのきは、二人のクリスマスを見届けるのですが、クリスマスが終ってこれから処分というときに奇跡が起こるのです。
おじいさんとおばあさんのクリスマスの過ごし方も素敵だし、読んでいてこころがとても暖かくなる絵本です。
クリスマスには是非読み聞かせして欲しい一冊です。