単純明快、爽快感があります。表紙の写真からも分かるように毛むくじゃらの羊が1頭、題名をはさんでやせ細ったヤギかと思う羊が1頭。こう書いただけで分かってしまう写真が、あまり共通性のない10タイプ程紹介されているのです。どれも6歳の息子は簡単だよ、と言いながら次のページをすばやくめくっていました。分かっていても自分の考えた答えと合っているか嬉しそうに確かめるのです。そして巻末には丁寧にあいだにあったできごととして回答がかかれています。それを読んであげるとまた最初から頁をめくりながら確認しているでした。
絵本ではないのですが、繰り返して読んで!と言われた絵本と同じような感覚を覚えました。
【事務局注:このレビューは、「このあいだになにがあった」かがくのとも 2010年4月号 に寄せられたものです。】