木版画で描かれた素朴で美しいイラストが、リベックじいさんの最後が近づく物寂しさの気配を感じさせますが、反面、リベックじいさんの穏やかな人生を語るにも相応しくも感じます。
微妙に異なったかたちをした無骨ななしの実1つ1つもよい味わいを醸し出していました。
自分のいなくなった後までを考えていたリベックじいさんは、素敵な人ですね。
息子さんが自分と違ってケチ・・・これは親としては切なさもあったのではないでしょうか。
親は親、子は娘で、同じ人格でもないしそれぞれ個なので仕方なくもありますが。
同じ親としては、どこか何か思うこともありました。